円形脱毛症とは
「円形脱毛症」は突然髪の毛が抜ける病気で、性別や年齢を問わず、子どもでも発症します。
免疫が異常に働くことで起こる「自己免疫性疾患」の一つであることが明らかになってきました。何らかの理由で過剰な自己免疫反応が起こると、毛包が炎症して脱毛を引きおこすことがあります。炎症が起こる理由はまだ解明されていません。
最も多い症状は、10円玉くらいの大きさの脱毛斑(髪の毛が抜け落ちた跡)ですが、ほかにもさまざまな種類があり、脱毛の個数と範囲の広さで重症度が判定されます。
一般的に自覚症状はありませんが、脱毛前や活動期に軽いかゆみや違和感、淡く赤みを帯びることもあります。
主な症状
- 円形状に脱毛する
治療方法
塩化カルプロニウム外用薬(フロジン液)、ステロイド外用薬、セファランチンやグリチロンなど血流や造血機能に働きかける内服など症状をみながら組み合わせて治療していきます。
また、光線療法(NB)やステロイド局所注射なども治療の経過をみながら選択していきます。
主な治療方法
【外用】
- ステロイド外用薬
- フロジン液
【内服】
- グリチロン
- セファランチン
【その他】
- 光線療法(NB)
- ステロイド局所注射