みずむし(白癬)とは
みずむしはカビが繁殖して起こる感染症で、医学的には白癬(はくせん)と呼びます。
代表的なのは足にできるみずむしですが、手や体にも発症することがあります。原因となるカビが高温多湿を好み、靴を履いて蒸れやすい状態が続くため、足にできることが多くなります。
男性の病気と思われがちですが、女性も仕事で靴を長時間履くことが増えたため、みずむしに悩む女性も多いようです。
感染症のみずむしですが、みずむしにかかった人と同じタオルやスリッパを一時的に使用して菌が付着しても、すぐに発症するわけではありません。菌が付着した状態が高温多湿など菌にとって好ましい環境で長く続くことにより感染します。毎日入浴し、体を清潔に保っていれば感染を予防することができます。
主な症状
- かゆみ
- 皮がむける
- 白くふやける
- 乾燥
- 水ぶくれ
- 皮膚が硬くなる
- ひび割れ
治療方法
基本的には外用薬(塗り薬)による治療を行いますが、発症している箇所や、進行状況等によっては内服薬を処方します。
治りにくいみずむしも、清潔で乾燥した状態を保ち、きちんと薬を使用すれば良くなります。一度かゆみがなくなったらからと、治療を止めると再発してしまします。場合によっては数か月にわたり薬を使用し続けなければなりませんが、根気強く薬を使用し続けることが大切です。
主な治療方法
【外用薬】
- ラミシールクリーム
- ニゾラールクリーム
- ルリコンクリーム など
【内服薬】
- ラミシール錠
- ネイリンカプセル など
よくあるご質問
問題はありません。足ふきマットの共有を控えましょう。
白癬菌は高温多湿を好みます。靴下を履く必要がなければ素足や足先が開いているスリッパで過ごすことをお勧めします。靴下を着用されるときは五本趾ソックスがお勧めです。