蕁麻疹(じんましん)とは
皮膚の一部がはっきり盛り上がり(膨疹)、しばらくすると膨疹もかゆみもなくなる病気です。
強いかゆみや赤み、チクチクとした痛み、ひりひりとした焼けるような痛みに加え、瞼や唇の腫れ、喉が詰まった感じ、飲み込みにくい、息がしにくいといった症状が出ることもあります。
通常は、24時間以内に痕を残さず消えてしまうという症状が数週間続く方が多いです。1か月以上続く場合は慢性じんま疹と呼ばれ、症状が出たり収まったりを長期にわたり繰り返します。人から人へうつることはありません。
はっきりと原因がわからないことがほとんどですが、人によっては食べ物、温度変化や圧迫などで症状が出る方もみられます。普段は大丈夫な方でも、体調次第では突然症状が出ることもあります。
意識の低下や呼吸困難など激しいアレルギー反応が見られる場合は、アナフィラキシーショックという重度のショック状態の可能性があるので、迷わず救急外来を受診してください。
主な症状
- はっきり盛り上がった赤み(膨疹)
- 赤み
- 痒み
- チクチク
治療方法
内服薬でじんま疹がでない状態を維持することからスタートします。じんま疹を掻き続けることによって湿疹が混在することもあります。外用ステロイドなども併用し治療していきます。
痒みが強いときは涼しい部屋で過ごしたりなど患部を冷やしてください。また、じんま疹がでているときに熱めのお湯につかったり、香辛料やアルコールなどを摂取したり、運動をおこなうことによって血行がよくなると、症状が増すことがあります。
じんま疹がでているときは安静に過ごしましょう。
主な治療方法
【外用薬】
- ステロイド外用薬
【内服薬】
- 抗ヒスタミン剤
- 抗アレルギー剤
- ステロイド内服(重症例に限る)
よくあるご質問
8割程度が原因不明と言われています。
明らかに何かを摂取、またはおこなったことによって症状がでるという経歴があれば、避けておいて良いと思われます。
明らかに何かを摂取、またはおこなったことによって症状がでるという経歴があれば、避けておいて良いと思われます。
血液検査が可能ですが、検査結果がお困りの症状につながらないこともあります。詳しくは医師までお尋ねください。
小さなお子様は、小児科にご相談ください。
小さなお子様は、小児科にご相談ください。