床ずれ(褥瘡)とは
特定の部分の皮膚に持続的な圧迫が加わり、血流やリンパの流れが途絶えて皮膚が壊死した状態を言います。寝たきりでなくても長時間座り放しでできた傷なども、褥瘡に含みます。
骨の突出したところ、ベッドや車椅子と接する面に多くみられます。初期は赤みがあるだけですが、症状がすすむと水膨れやびらんとなり、ひどくなると筋肉や骨にまで達する潰瘍ができてしまいます。
床ずれ(褥瘡)の予防は圧迫や摩擦の解消・浸潤環境・栄養状態の改善が大切です。
主な症状
- 赤み
- 痛み
- 水膨れ
- びらん
- 潰瘍
治療方法
同じ場所に体重がかからないようにするために、頻回に体の向きを変える必要があります。(体位交換)適切なマットレスを用いて除圧をおこなうことも大切です。
傷はシャワー浴で泡を用いてしっかり洗浄し、外用で傷の治療をします。傷の状態によっては抗生剤の内服を併用することもあります。
主な治療方法
【外用】
- 抗菌剤
- 褥瘡、皮膚潰瘍治療剤
- 外用感染治療剤
- フィブラストスプレー
【内服】
- 抗生剤
【その他】
- 細菌培養同定検査
よくあるご質問
床ずれ(褥瘡)の程度にもよりますが、落ち着くまではシャワー浴をおすすめしています。